ネットワークって。。。#4(ネットワーク基礎知識)

前回までは、主にネットワークのプロトコルIPアドレスについて述べてきました。

今回は、もう少しブレイクダウンして、ネットワーク通信について解説したいと思います。

 

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コネクション型通信とコネクションレス型通信

 

ネットワーク通信には大きく、コネクション型通信(TCP:Transmission Control Protocol)とコネクションレス型通信(UDP:User Datagram Protocol)っていうのがあります。

 

コネクション型通信は、相手も通信の準備ができており、相手にデータが届くことを確認しながら通信をします。なので信頼性は高いです。

よく例えられるのが、電話による通話です。相手も受話器を持ってお互いに言葉を理解し合いながら、通話しますよね。

 

コネクションレス型は、相手がどんな状況でもおかまいなしに、データを送りつける通信です。相手に届くことを保証しないので、信頼性は低くなります。

これについては、手紙とかが例えられます。相手がどんな状態であろうと送れますが、その反面、本当に届いたか不安になることもありますよね。

 

 

レイヤ

ネットワークにはレイヤっていう考え方があって、OSI参照モデルっていうのがよく使われており、レイヤ1からレイヤ7まで定義されています。

 

レイヤ7:アプリケーション層

 アプリケーションごとの固有の規定

レイヤ6:プレゼンテーション層

 文字コードなどのデータの表現形式

レイヤ5;セッション層

 通信プログラム間の通信の確立、維持、終了

レイヤ4:トランスポート層

 ノード間のデータ転送の信頼性を確保

レイヤ3:ネットワーク層

 ネットワークとネットワークを相互通信

レイヤ2:データリンク層

 直接的に接続されたノード間の通信

レイヤ1:物理層

 ビット列を電気信号に変換

 

???

訳わかりませんよね。。。

 

詳細は割愛しますが、それぞれのレイヤにそれぞれの役割があり、レイヤが上がっていく程より詳細になっていきます。

 

例えば。。。

人に手紙を書くというシーンを想像してください。(ちなみに上記のコネクションレスの例えの手紙とは一切関係ないので、いったん忘れてください笑)

 

相手の事を思い浮かべながら手紙を書く(レイヤ7)

  ↓

書き終わったら封筒に入れる(レイヤ6)

  ↓

宛名と差出人を記載する(レイヤ5)

  ↓

ポストに投函する(レイヤ4)

  ↓

本局の郵便局に運ぶ(レイヤ3)

  ↓

配送先(配送先の本局郵便局)を選別する(レイヤ2)

  ↓

配送先(配送先の本局郵便局)に配送する(レイヤ1)

  ↓

宛先の住所を選別する(レイヤ2)

  ↓

宛先に運ぶ(レイヤ3)

  ↓

宛先のポストに投函する(レイヤ4)

  ↓

手紙を受け取り宛先と差出人を確認する(レイヤ5)

  ↓

手紙を開封する(レイヤ6)

  ↓

相手の事を思い浮かべながら手紙を読む(レイヤ7)

 

ちょっと強引すぎて、無茶苦茶な例えだとおっしゃる方もいるかもしれませんが笑、こんなイメージです笑。

 

 

ルーティング 

前回、IPアドレスの説明の際に、「同一のネットワークアドレスのホスト(コンピュータ)同士が、直接通信する事ができます。」と述べました。

更には、「ルーティングという技術を使えば、異なるネットワークアドレス同士でも通信ができるようになります。」とも述べました。

 

コンピュータ、すなわち今あなたが使っているパソコンやスマホはルーティングテーブルっていうのを持っていて、自分とは別のネットワークに到達するには、このIPアドレスを経由するようにって設定がされています。

 

経由するのは、同一のネットワークにいる必要があって(ネットワークが違うと直接通信ができないので)、ルータという機器がメインで、一般的にゲートウェイと呼ばれています。

 

またまた???

ですよね。すいません笑

 

例えば、レイヤのところで述べた郵便局の例。。。

同じ市区町村内で手紙を出す時は、その手紙が別の市区町村に出る事はないですよね。

自分の市区町村外に手紙を出すときは、自分のいる市区町村の本局郵便局を経由して、宛先の本局の郵便局に送られます。

この自分のいる市区町村の本局郵便局が、まさにゲートウェイの役割になります。

 

もうひとつだけ例えを。。。

 

例えば、大阪からハワイのホノルルへ移動したい場合。。。

今って、直行便がないので、

関西国際空港 → 成田国際空港 → ホノルル国際空港

(今は、ホノルル国際空港ではなくダニエル・K・イノウエ国際空港って名前らしいですが、そこは置いといて笑)

という経路だとすると、大阪の人にとっては、関西国際空港ゲートウェイになります。

 

大阪の人にとっては、ホノルルに行きたいなら、関西国際空港を経由せよというルーティングテーブルを持っていて(関西国際空港ゲートウェイ)、

関西国際空港にとっては、ホノルルに行きたいなら、成田国際空港を経由せよというルーティングテーブルを持っている(成田国際空港ゲートウェイ)という事になります。

 

参考文献は、

 

ですが、今日でようやく1章が終わりです。

次回から2章。。。

先は長そうです笑。

 

 

 

 

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