ネットワークって。。。#9(データリンク)

前回まで、データリンクの話として、ネットワーク機器の話から始まり、イーサネット、無線通信について述べてきました。

今回は、PPPとその他のデータリンクについて書きます。

 

f:id:thmat:20200424212754j:plain

 

PPP(Point-to-Point Prtocol) 

ピーピーピーって読みます笑

Point-to-Point。。。

その名の通り、1対1でコンピュータを接続するためのプロトコルです。

元々は、電話回線を使った通信のために作られました。

ひと昔前まではインターネットに接続するのに、電話回線とかISDN回線とかを使ってダイヤルアップ接続するのが普通でした。

今や、光回線が主流で通信速度が1Gbpsとか100Mbpsとかが普通の時代ですが、電話回線:9.6Kbps、ISDN:64Kbpsとかいう時代でした。

 

これ、単純に(厳密には1G=1024M、1M=1024Kって感じで、1024を掛けるんですが)数字だけで表すと。。。

  • 1G:1,000,000,000
  • 100M:100,000,000
  • 9.6K;9,600
  • 64K:64,000

桁違いどころじゃないですよね。

 

今は、YouTubeで動画を見たり、Google Mapで場所を探したり、普通にできますが、上記のようなダイヤルアップの環境では、到底無理な話ですね。

まあ、その頃はYouTubeGoogle Mapもなかったんですけどね。。。

 

PPPが発展したのが、PPPoE(PPP over Ethernet

インターネット接続サービスなどで、通信回線をイーサネットネットワークって。。。#7を参照)であるかのようにエミュレート(模倣)します。

 

例えば、ご家庭に光回線を引いてらっしゃる方なんかは、光回線のルータが設置されていますよね。そのルータと通信先のプロバイダ側のルータとの通信に、PPPoEが使われてたりなんかします。

 

 

ATM(Asynchronous Transfer Mode)

銀行のあれじゃないですよ笑

広域通信網などで利用され、データを53バイトの固定長のセルという単位に分割して通信を行います。

固定長なので、中継や受信などの処理が単純で効率よく通信ができます。

 

例えば、郵便小包。。。

ベルトコンベアの上に流れてくる、100個の小包を宛先別に仕分ける作業を想像してみて下さい。

  1. 小包の大きさは全て同じで、宛先も全て同じ固定の場所に書いてある
  2. 小包の大きさは様々で、宛先も小包によって書かれている場所が違う

どちらが効率よく作業できますか?

明らかに 1. ですよね。

ATMは、まさに 1. のイメージで、高速通信に向いていると言われています。

 

 

FDDI(Fiber Distributed Data Interface)

光ファイバーを用いて、100Mbpsの伝送速度を実現していましたが、ギガビットイーサネットの普及等により、最近では使われなくなっています。

 

 

ファイバーチャネル(Fiber Channel)

伝送速度は、133Mbps〜4Gbps

ストレージ専用ネットワーク(SAN:Storage Area Network)構築時に、ストレージ(巨大ディスク)と1台もしくは複数台のコンピュータとの接続等に利用されます。

 

 

HDMI(High-Definition Multimedia Interface)

今や、すっかりメジャーになりました。

高品位な映像や音声を1つのケーブルで伝送できる規格です。

最近では、ケーブルも安価なものが増えてきましたね。

 

 

 

iSCSI(Internet Small Computer System Interface)

アイスカジーって読みます。

ひと昔前までパソコンとハードディスクを接続する為の標準規格であった、SCSI(Small Computer System Interface)っていうインタフェースを、TCP/IPネットワーク上で利用できるようにしたものです。

前述の、ファイバーチャネル同様、ストレージ専用ネットワーク(SAN:Storage Area Network)構築時に、ストレージ(巨大ディスク)と1台もしくは複数台のコンピュータとの接続等に利用されます。

 

 

【参考書籍】

 

今回は以上です。

今回で、ようやく第3章も終盤に差し掛かりました。 

 

 


GEEK JOBでは、4月7日より、体験会や通学(セミナー受講)をオンラインで実施する体制を完備いたしました。
GEEK JOBのWeb上には通学するとの記載がありますが、今後はオンラインでの面談・セミナー受講となりますので安心してご応募ください。
※登録後の案内にて、オンライン体験会/説明会・セミナー等の受講方法について詳しく説明させて頂きます。
※オンライン体制は、「緊急事態宣言」終結後も継続実施しますので、今後は自宅等で面談・セミナー受講を行える環境が継続します。

 

 

 

にほんブログ村 教育ブログ プログラミング教育へ
にほんブログ村 IT技術ブログ IT技術メモへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村