ネットワークって。。。#37(アプリケーションプロトコル)
今回は前回概要について述べた URI、HTML、HTTPのうちURIについて説明します。
前回のおさらいです。
WWWは大きく3つの定義から構成されます。
1つ目は、情報へのアクセスする手段と位置情報の定義
2つ目は、情報の表現フォーマットの定義
3つ目は、情報の転送などの操作の定義
それぞれ、
URI(Uniform Resource Identifer)
HTML(HyperText Markup Language)
HTTP(HyperText Transfer Protocol)
と呼ばれるものです。
URI(Uniform Resource Identifier)
URIは資源を表す表記法(識別子)として利用されます。
具体的には、
等です。
それって、URL(Uniform Resource Locator)やん。。。って言われる方もいるかも知れません。
実は、URI ⊃ URLって関係、つまりURLはURIに含まれるんです。
URLはよくインターネットの資源の場所を表す俗称として使われますが、URIはインターネット資源に限らず、あらゆる資源を識別できるように考えられた識別子です。
URN(Uniform Resource Name)っていうのもあって、こちらは、場所とかではなくって、場所に依存しないリソース指定のための名前みたいなもので、次のような表記になります。
- "urn:" <NID> ":" <NSS>
具体的には、
みたいな。。。あまり見慣れないですよね。
ここでは、URNの詳しい説明がしたいんじゃなくって笑、このURNもURIに含まれるんです。
URI ⊃ URL, URN
例えば、柴犬やチワワがURLやURNなのに対し、URIは犬。。。
って感じですね。。。多分笑
URIのhttpスキームの表記方法
httpスキームのURI表記方法は以下となります。
- http://ホスト名.ドメイン(:ポート番号)/パス(?クエリー)
http://www.google.com/serch?q=keyword
の例で言うと
- http:// ・・・ 文字通り、httpでアクセスするという意味です
- ホスト名・・・www
- ドメイン・・・google.com
- ポート番号・・・オプションです。指定しない場合、httpは80番、httpsは443番
- パス・・・searchの部分。ディレクトリ名であったりプログラム名であったり
- クエリー・・・q=keywordの部分。パスがプログラムの場合、そこに渡す検索条件等のパラメータ
これを文章で説明すると、
httpで、google.comと言うドメインのwwwというホストのsearchというプログラムにkeywordというキーワードでqというパラメータにセットして、その結果を返して。。。
って感じになります。。。笑
まとめ
- URIは資源を表す表記法(識別子)として利用される。
- URLはインターネットの資源の場所、URNはインターネットの資源の名前を表し、いずれもURIに含まれる。
- URIのhttpスキームは、http://ホスト名.ドメイン(:ポート番号)/パス(?クエリー)で表される。
今回は、以上になります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
【参考書籍】