ネットワークって。。。#35(アプリケーションプロトコル)

今回は電子メール(E-Mail)についてお話しします。

 

最近では、LINEやSNSが発展して、すっかりプライベートでメールを使う人は 少なくなりましたね。

でも、インターネットが発達して、まず情報のやり取りというか伝達とかの始まりは間違いなくこのE-Mailです。

 

f:id:thmat:20210529125329j:plain

 

電子メールはその名のとおり、ネットワーク上の郵便です。

皆さんご存知の通り、文章に加えて写真とかExcelで編集した書類とかも添付して、メールアドレスを持っている人であれば、世界中の誰にでも送る事ができます。

 

電子メールの仕組み

電子メールのサービスを提供するプロトコルSMTP(Simple Mail Transfer Protoocol)っていいます。ちなみにポート番号は25番です。

メールを確実に相手に届けるためにトランスファープロトコルとしてはTCPを利用しています。

ここまで大丈夫ですかね。。。笑

TCP???トランスファープロトコル???って方は、ネットワークって。。。#19あたりを見直して下さいね。

 

で、電子メールが始まった当初は、SMTPを使って直接自分のコンピュータから宛先のコンピュータに送っていたんです。

でも、この方法だと相手がコンピュータの電源を切っていたりするとメールを届けることができません。

で、電源を切らないメールサーバという考えが広まったんです。

こうなるとメールサーバに溜まったメールを自分のコンピュータで見るっていう仕組みが必要になりますよね。

この仕組みを可能にしたのが、POP(Post Office Protocol)というプロトコルです。POPのポート番号は110番です。

 

まぁ、従来の手紙も昔は飛脚が直接宛先の人に手渡ししてたんでしょうね。。。

で、相手が居なかったりするからこれは不便だみたいになって、郵便受けができたんでしょう。。。多分笑

 

 

メールアドレス

電子メールを使用するときに用いられるアドレスが、メールアドレスです。

郵便の世界でいえば、住所と氏名に相当するものです。

メールアドレスは、

 氏名@住所

で表されます。これは皆さんご存知の通りだと思います。

 

では、先程のメールサーバの話。。。

宛先のメールアドレスに送るのに、宛先に直接送るのではなく、どうやって宛先のメールサーバに送っているんでしょう???

メールサーバの住所の部分(@より後ろ)はドメイン構造になっています。

例えば、宛先のメールアドレスが、

 hogehoge@aaa.co.jp

だったとします。

で、aaa.co.jpがドメイン名になっていて、、、

このドメインを管理しているDNS(Domain Name System)があって、そこに送るべきメールサーバが定義(MXレコードっていいます)されています。。。

DNS???って方は、ネットワークって。。。#14を見直して下さい笑

 

 

MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)

今は当たり前になっている、メールの添付ファイルですが、昔は電子メールは文章しか送る事が出来ませんでした。

そこで登場したのがMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)です。

マイムって読みます。。。

 

 

ちゃいます。。。笑

 

MIMEは、基本的にはヘッダと本文の2つの部分から構成されます。

でそのヘッダ部に、Content-Typeでテキスト文書(text/plain)とか指定します。

通常、添付ファイルを送る時は、本文にも何か書いたり、複数の添付ファイルを送ったりしますよね。

そんな時は、Content-typeに「Multipart/Mixed」を指定し、「boundary = 」で指定した文字列でバイナリでエンコードされた文字列を区切ります。

 

???ですかね。。。笑

 

もちろん、これらの事はメールのソフトがやってくれるので気にしなくていいんですが、、、

まぁ、箱に複数の果物入れたり、詰め合わせセットで送ったりする時に一品一品区切って送りますよね。

そんな感じです。。。多分笑

 

 

IMAP(Internet Message Access Protoocol)

先程、メールの送信はSMTPで宛先のメールサーバ宛に送るといいました。

で、メールサーバに溜まったメールを自分のコンピュータで見るには、POPを使って見るといいました。

 

IMAP(Internet Message Access Protocol)は、POPと同様に電子メールなどのメッセージを受信するためのプロトコルです。ポート番号は143番です。

POPの場合はメールの管理をクライアント側(つまりは自分のコンピュータ)で行いますが、IMAPの場合はサーバ側で管理を行います。

これにより、どこにいても、スマホを含むどんなデバイスからでもメールにアクセスできます。

 

これ以上深入りはしませんが笑、、、

まぁ、例えば音楽を聴くときに、POPはCD屋さんやTSUTAYAに行って、CDを買ってきたり、借りてきたりするのに対して、IMAPApple Musicなどのサブスクリプション使って聴く感じですかね。。。

なんか違うような気もする。。。笑

 

 

まとめ

  1. 電子メールのサービスを提供するプロトコルSMTP
  2. メールアドレスは、名前@住所という形式で表され、住所はドメイン名となる。
  3. 添付ファイルを送る為にMIMEという技術が使われる。
  4. 電子メールを自分の端末で見るためにPOPとIMAPというプロトコルがある。
  5. POPは電子メールをクライアント側で管理、IMAPはサーバ側で管理する。 

 

 

今回は、以上になります。 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

 

【参考書籍】

 

 

 

     

 

 

すまっとネット - にほんブログ村

にほんブログ村 教育ブログ プログラミング教育へ にほんブログ村 IT技術ブログ IT技術メモへ
PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村

 
人気ブログランキングへ