プログラミング教育って。。。#5(自発的な学習能力)
前回までプログラミング的思考力、問題解決力について解説してきましたが、今回は、最後の学びに向かう力、人間性等(自発的な学習能力)について解説してみます。
国がプログラミング教育で児童に期待すること
- 思考力、判断力、表現力等(プログラミング的思考力の育成)
- 知識及び技能(問題解決力の育成)
- 学びに向かう力、人間性等(自発的な学習能力)
学びに向かう力、人間性等(自発的な学習能力)
自発的な学習能力。。。
これって、仕事、勉強、スポーツなど何事に対してもそうなんですけど、達成感や満足感を味わえる事、そして何よりも好きでなければ、長続きはしないですよね。
もうひとつは、何のためにやっているのかという目的を理解していなければ、やる気も起きないし、それこそ長続きもしないと思います。
例えば、勉強。子供は何のために勉強する?
自分の将来のため、立派な仕事に就くためという子供もいるでしょう。
テストでいい点を取るため、通信簿でいい評価をもらうため、あるいは親に褒められるためという子供も多いのではないでしょうか。
スポーツは?
試合に出るため、試合に勝つため、上手くなりたいから。。。
目的は個人によって様々ですが、それはそれでいいと思うんです。(ちなみに親がやれというからとか、うるさいからとかは、親の目的であって自分自身の目的とは違いますよね)
重要なのは、自分自身が何のためにやっているのかを理解していることだと思います。
そうすると必然的にその目的のために、一生懸命になる。
と思うんです。
そういった意味でもプログラミングって、目的が単純明確なんですよね。
目的は、決まった仕様どおりに動くものを作る。
これだけです。
その目的のためにはどんな方法を使ってもいい。
プログラミング的思考力の解説でも述べましたが、ひとつの結果を出すのにプログラミングの方法は何通りもあります。
目的に向かって、その方法を考えて、問題が出れば解決して。。。
それを繰り返して。。。
そして完璧なものに仕上がった時の達成感、満足感はなんとも言えないものです。
プログラミング的思考力、問題解決力を育成することで、子供たちはプログラミングが楽しいと思うようになり。。。
楽しいと思えると、子供たちは更に一生懸命になり、プログラミング的思考力、問題解決力を更に伸ばしていく。。。
更に将来的には社会に貢献できる人材育成につながる。
国はこんな事を期待しているのだと思います。