ネットワークって。。。#17(IPに関連する技術)
今日は、DHCPの話。。。
Dynamic Host Configuration Protocolの略で、ディーエイッチシーピーって読みます。
またまた、そのままやん笑
YMCAとは違いますよ。
いや、一文字しか合ってないし。。。笑
プラグ&プレイを可能にするDHCP
ネットワーク接続するのって、昔はIPアドレスとサブネットマスクと、デフォルトルート(ルータのIPアドレス)を手動で設定していました。
ノートパソコンとかスマホとかが普通に使われるようになって、場所の移動も当たり前になり、移動するたびにネットワークの設定をするって現実的じゃなくなってきたんです。
そこで、登場したのがDHCPです。
上記のIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトルートを自動で設定してくれるのがDHCPです。
なので、利用者は何の意識もせず、普通にインターネットに接続できて、何の意識もせず、スマホのアプリとかが使えるんです。
つまりは、、、
人ってどこにいても(ただし外ですが笑)、空を見上げれば、昼は青空や雲が見えて、夜になれば星が見えて。。。(晴れてる前提で笑)
それは、太陽が光を照らしてくれてるからで、水蒸気が雲を作ってるわけで。。。
まあ、何が言いたいかというと、、、
結局当たり前のことでも、ちゃんと仕組みとか理由があるんです笑
そうそう、こんなイメージ笑
DHCPの仕組み
DHCPを実現するには、DHCPを管理するDHCPサーバっていうのが必要になります。
で、パソコンやスマホなどの各端末(クライアント)が、そのDHCPサーバに問合せる感じになります。
具体的には、、、
①DHCP発見パケット(クライアント → サーバ)
IPアドレス等のネットワーク設定を要求
②DHCP提供パケット(サーバ → クライアント)
ネットワーク設定を通知
③DHCP要求パケット(クライアント → サーバ)
②の設定が使用可能かの通知
④DHCP確認応答パケット(サーバ → クライアント)
③の要求に対する許可通知
って感じです。
つまりは、、、
①ここはどこ?私は誰?
②あなたは、○○のAさんですよ。
③本当に○○のAなの?
④はい、間違いないですよ。
みたいな。。。
ちょっと違う?笑
DHCPリレーエージェント
一般家庭とかでは、ネットワーク(セグメント)は1つあれば十分ですが、企業とか大きな組織の場合、複数のネットワーク(ネットワークって。。。#12でも述べたサブネットマスクとか使って)で構成される事が一般的です。
で、その複数のネットワークごとにDHCPサーバを設置するのって、管理も運用も大変になり、現実的ではありません。
そこで、DHCPの設定を1つのDHCPサーバで一元的に管理し、DHCPリレーエージェントを使った運用方法が利用されます。
DHCPリレーエージェントは、各ネットワークに設置され、複数ネットワークを一元管理するDHCPサーバのIPアドレスが設定されます。
つまり、、、
ネットワークって。。。#12の首相官邸の住所の例でいうと、、、
東京都千代田区には、永田町意外にも、丸の内とか大手町とか有楽町とかがあって、、、
例えば、住民票の写しとかを取得する場合、永田町ではなく、千代田区役所の管轄になりますよね。
もし、永田町役場みたいなもんがあっても、住民票は、千代田区役所管轄ですよ。。。
って感じで。。。
DHCPリレーエージェントは、こんなイメージです。
まとめ
- DHCPは各端末でIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトルートを設定しなくても良く、自動で設定されるプロトコル。
- DHCPを実現するには、DHCPサーバが必要で、各端末はDHCPサーバに問合せを行い、ネットワーク設定情報を取得する。
- 複数ネットワークの環境では、ネットワークごとにDHCPサーバを設置するのではなく、DHCPサーバは1台で一元管理し、各ネットワークにはDHCPサーバのアドレスを定義するDHCPリレーエージェントが設置される。
今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
【参考書籍】